税理士の提案力が試される時代に備え、 「マネーフォワード クラウド会計」を導入
税理士の提案力が試される時代に備え、 「マネーフォワード クラウド会計」を導入
Switch 税理士法人 代表社員・税理士 水村 耕史様
会計事務所 東京都 
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Switch 税理士法人 代表社員・税理士 水村 耕史様
平成 26年に現代表の水村が前身となる Switch 税理士事務所を創立、その後税理士として鈴木、長妻を迎え入れ、平成 28年に Switch 税理士法人を設立。
20代の若手スタッフが多く在籍し、フットワークの軽いサービスを行っている。

クリエイターからの相談が絶えない異色の会計事務所

水村先生は若くして独立されていらっしゃいますが、その背景を教えてください

友人から「一緒に会社をやらないか」と誘われたのが独立のきっかけです。当時は別の会計事務所に在籍していたため副業はできませんし、始める会社がすぐに軌道に乗るとも限らないので、いっそのこと自分で会計事務所を立ち上げてみようと思いました。
現在は私を含め 3名の税理士がおり、全員が昭和 63年生まれの同い年で、今年 30歳になります。若い税理士・職員が揃っておりますので、同世代の方は友達のような感覚で、年上の方からは後輩のように話しをしていただけるので、その点は事務所の強みであると思っています。

起業と会計事務所の立ち上げということで、準備は大変でしたか

やはり最初はお客様がつかず困ることはありましたけど、祖父が会計事務所を構えていましたので、事務所の独立開業というのはある程度イメージができていました。一方で、並行して運営している web 制作会社「株式会社 studio NAS」を軌道に乗せるまでは結構苦労しました。
このような経験がありますので、「独立したい」、「開業したい」というお客様には、経験者として具体的に相談に乗ることができると思います。

どのような顧問先様が多いのでしょうか

開業当初は理美容業界に専門特化しようとしていた時期もあり、専用の WEBサイトを作りました。そのサイトが時間とともに検索順位が上がっていき、特に更新しているわけではないのですが、今でもサイト経由からのお問い合わせが途切れない状況です。
もう1つは、事務所の特色でもありますが、 「ドージン ドットタックス」という WEBサイトでクリエイターや同人作家向けの確定申告プランサービスを行っているほか、「同人作家のための確定申告ガイドブック」という本も出版している影響で、漫画家やクリエイターのお客様がとても多いです。事務所がある秋葉原という立地も、クリエイターの方には親しみを持っていただけているのかもしれません。

美容室やクリエイターに目を向けられた理由を教えてください

以前、他の税理士と、「税理士もなにかに特化しないと生き残れない時代になってきているのではないか」という話になり、他の事務所があまり専門としておらず、自分が興味を持てる分野を探し、行きついたのが理美容業界でした。また、クリエイター向けの確定申告サービスを始めようと思ったのは、web 制作会社を起業したてのころ、業務委託で働いていたエンジニアから「病院に行くために健康保険証がほしい」と言われたのがきっかけです。
一般企業で働いている方にはあまり起こり得ないことですが、クリエイターやエンジニアなど、フリーランスで働いている人たちは、保険証を持っていないなど、労働環境があまりよくないことがあります。この問題については以前からなんとかしないといけないなと思っていて、それを近しい人たちと話していました。漫画家やクリエイターは、確定申告分野についても、「確定申告をしたくないわけではなく、やり方がわからないのではないか」と思い、そのような方向けに商品パッケージ化してサービスを始めたところ、反響をいただいている状況です。

お客様の業種は特に忙しいイメージがありますが、書類のやり取り等の効率化の工夫を教えていただけますか

「ドージン ドット タックス」では、最初にお客様へお渡ししている小冊子に、書類提出の仕方などすべて記載しており、初回は必ず電話か対面で面談をするようにしています。電話の場合は Skype(※1)等で PC の画面を共有して、領収証の提出方法などをレクチャーしています。資料の送付方法は画一的で、受け取る側も書類を捌きやすいです。
また、細かい話になりますが、お客様の手間を省くために、事務所の住所が印字された封筒を先にお渡しし、それで郵送いただくようお願いしております。料金後納郵便ですので切手を貼る必要もありませんし、両面テープも貼ってあるので、中に書類を入れて投函するだけになっております。こちらでできることはすべて対応し、「何の資料を集めたらよいかわからない」という状況をなくしています。
※ 1 マイクロソフトが提供するインターネット電話サービス

税理士の提案力が試される時代に備え、「マネーフォワード クラウド会計」を導入

「マネーフォワード クラウド会計」を導入いただいた背景を教えてください

一言でいえば、「画期的だったから」です。金融機関などの自動連携により、証憑の授受が少なくなりますし、転記ミスなどのヒューマンエラーも起こりにくいです。「マネーフォワード クラウド会計」を導入してからは、職員ひとりひとりが担当できる件数は増えていると思います。
また、これからやって来るであろう税理士のコンサルティング力、提案力が試される時代に備え、「マネーフォワード クラウド会計」を導入し、今からできるだけ記帳業務にかける時間を少なくして、それらの力を上げていきたいというのが背景としてあります。

Q. 開業されてから、短い期間で顧問先様が増えた秘訣は何でしょうか

自分が社長という立場になって感じたのですが、社長は一人で問題を抱えなければならないことも多く、それは同じ立場の人にしか理解されません。その悩みや問題の解決の場を、「この料金だからここまでしかできない」「面談の回数は年に何回まで」と会計事務所側が決めてしまうと、もっと良いご提案ができたかもしれないという機会を自ら捨てている気がするんです。私としては、メールよりも電話が、電話よりも直接会う方が良いと思っているので、そういった姿勢に共感いただいているのではないかと思います。価格設定に関しては、高いと続けられないですし、これくらいだったら払っていただけるのではないか、と思える設定にしています。
事務所にとっても、同じ業種をたくさん、長くこなすことで、職員の習熟度も上がり、それによる効率化を図れますので、まずは長くお客様でいていただくことが重要だと考えています。

専門特化した社員の集合体としての会計事務所へ

これからも専門特化した事務所として展開していくのでしょうか

私としては「税理士をあきらめたくない」という気持ちがあります。ある業種だけに特化するのであれば、難しい税務業務はしなくても会計業務だけをしっかりと固めていけば、ビジネスモデルを確立できます。しかし、それだけでは、税理士として本当はもっと幅広い業務ができるはずなのに、その可能性を自ら狭めているのではないかと思います。
ですので、事務所として専門特化していくというより職員それぞれが得意分野をもって、社内でいくつもそのような特化した事業部が走ればいいなと構想しています。

最後にメッセージをお願いします

手書きしていた時代から会計ソフトができ、それを追随する会計ソフトメーカーが現れ、時代はクラウドへと流れていく。今、手書き伝票を使っている税理士はほとんどいないと思います。その流れを考えると、「『マネーフォワード クラウド会計』が使える」というのは、税理士の強みになるのではないでしょうか。最近では、クラウドを使いたいというお客様も多く、ニーズも高まっており、私たち税理士もそこに対応できるよう知識を備えたいと思っています。
それから、高校生や大学生に、税理士がどのような職業なのか知ってもらうための活動をしていきたいと考えています。これから社会に出ていくに向け、給料にはどのような税金がかかっているかなど、税の知識をあらかじめ知っておくことが必要だと思います。例えば学生起業をしようとしている人が、税理士という職業を認知しないまま起業し、資金繰りが悪くなっても誰にも相談できず倒産させてしまうかもしれない。早い段階で税理士を知っていれば、相談してもらい、対策ができたかもしれません。そのような方たちのためにも、まずは税理士の職業を公告する活動も必要だと思っており、実現に向けて動きたいと考えています。

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